インプットとアウトプット
堀江貴文さんの『本音で生きる』を読破した。
堀江さんの本は『ゼロ』を読んだことがあるが、今回の本も大変勉強になった。
ここからは、僕自身が印象に残った文章を抜粋し自身の考えと照らし合わせながら書き記していきたいと思う。主に4つのキーワード。
1.お金の価値について
以下、抜粋
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お金というのは本来、価値を交換するための単なるツールにすぎず、それ自体に価値があるわけではない。物々交換で取引を行う際は、相手の持っているモノが、自分の欲しいモノであることを確認する必要がある。そのためには密にコミュニケーションを交わし、自分が欲しいモノを持っている相手が信用に足る人間であるかどうかを確かめることになる。
つまるところ、取引されている価値というのは【信用】なのだ。取引相手がこれまで約束を果たしてきたか、周りの人間に対して誠実な振る舞いをしてきたか、そうした積み重ねが信用を作り、信用のある人間ほど大きな取引ができるようになる。お金は、信用という複雑な存在を、単純に数値に落とし込んだツールである。
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お金は単なるツールにすぎない。この一節の文章を読んで、僕は映画の【バーレスク】のとあるシーンを思い出した。それは、ショーンがテスに言い放った’’金なんてただの数字だ’’と言ったシーン。(確実に合っているかは記憶が薄いので正直自信ない(笑))
良い製品やサービスを提供すると、人はお金を払って得ることになる。
ただ、このお金自体に価値が無くなってしまったらどうなるだろうか。
例えば宝くじで3億円があたった人間。サラリーマンの生涯賃金が約2.5憶円なので、働く必要がなくなる。しかし、お金にもし価値が無かったとしたら生きるのが困難になる。
こんなことを考えると、3億円が当たったとしてもちっとも嬉しくなくなる。
というか、もし当ったとしても人生の目的がなかったら、そこに幸せはない。
経済的な自由を得ても、精神的な自由に必ずしも繋がるとは限らない。
人間の本質は「THE 怠惰」だと思っているから、楽をしたら墜落の人生を歩むことになる。
2.自分にしかできないコアバリューに集中する
このコアバリューこそが、自分自身の価値となり人生の目的に繋がる。
このコアバリューを確立するには、自分がとことん熱中できるものに磨きをかけ、発信し、第三者の評価が必要になると思う。認知が低かったら磨きをかけ世に発信する。最初は認知が低いのは大前提の話で、トライ&エラーを繰り返していくことで確実に前進する。そして、少しずつ認知が高まっていき自信が持てるようになる。この積み重ねでコアバリューは創られる。
自分自身のコアバリューとは何か。僕は文章表現と色彩表現で世に認知されたいという想いが強いから、この2つを徹底的に磨き続ける。自分の名前を相手に伝えた時に、相手の頭の中でこの2つを瞬時にイメージさせるレベルに達するよう自己研鑽する。
3.自意識とプライドを捨てる
以下、 抜粋
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会社や仲間内でいるとしても、「○○にどう思われたら嫌だ」「こんなことをしたら、何を言われるかわからない」と思って、やりたいことをやれないでいる。
「世間体が悪い」「人の目が気になる」というのは、僕に言わせてみればすべて自意識過剰だ。
実際にあなたのことをそんなに注目している人は、そうはいない。多くの人は、自分以外のことになんの関心もないのだ。
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自意識とプライドは厄介だ。自分の行動や可能性を抑制してしまう。
これは実に勿体無いことで、新しいモノを吸収できなくなり、新しい発見や体験のチャンスを逃すことになる。
パナソニックの創業者である松下幸之助は、人柄が非常に謙虚な経営者として有名で個人的に尊敬している人物の一人である。
そんな松下幸之助の発言を書き記しておこうと思う。
【全てを受け容れる、赤ん坊のような心になれば、不満は消え心が豊かになる。すると、物事の真実が見えてきて、力強く成長できる。】
僕の考えとして、自分が知らないことを知っているということを念頭に置けば、小学生や中学生だろうと関係なしに素直に耳を傾けることができる。それぐらい寛大な心を常に持っておきたい。
4.インプットとアウトプットの量
今回、一番考えさせられたキーワードだ。
以下、抜粋
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常に良質な情報をできる限り多く浴びるように取り入れること。
膨大な情報のインプット、アウトプットを繰り返し、脳の中身を常に新陳代謝し続ける。それにより、自分の中にある固定観念から自由になり、新しい発想を生み出すことが可能になる。
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これは、万人の成功者に共通していることだと思うが、成功者と凡人の圧倒的な違いはインプットとアウトプットの量だ。特に堀江貴文さんを始め、一流の経営者たちは普通のビジネスパーソンたちの倍の情報をインプットし、そしてアウトプットしている。
【良質なアウトプットは、膨大なインプットが生み出す】
多くの情報をインプットし、パズルのように情報を組み合わせることでアイディアが生まれる。
だから、アイディアの出し方自体も難しいことではないのだと思う。
前に勤めていた会社の社長が言った「脳にたくさんの汗をかけ」と言った言葉を思い出した。
2コメント
2017.10.16 10:03
2017.09.29 06:03